スペイン人のウナイと熊野古道を初めて歩いたのは、2022年の11月。
6:30に起床して、お世話になった宿坊を出発。大門坂に車を停め、いざ熊野古道へ。
道中、民家の軒先に果物やお米が無人販売で並んでいるのもウナイには新鮮だったようで、みかん1袋と那智の畑で作ったダイシモチなるものを購入しました。

甘いみかんを味わっていると、おじいちゃんがお家から出てきて「おはよう」と声をかけてくれて、
ウナイも「オハヨ、ミカン、オイシー」
「それは良かった。那智の滝に行くの?あなたはどこから来たの?」
「ワタシ、スペインジンデス。クマノコドデス。」
「あそう~、道滑りやすいから気を付けてね。」
「ワカッタ、アリガト、ジャ、マタ」
聴いてるコチラが温かい気持ちになる会話(笑)。
優しいおじいちゃんと分かれて森の中に入っていくと、さすが世界遺産の道!熊野古道は本当に美しくて。
でも確かに石畳の道はつるつる滑りやすい。

90分と言われた道のり、なのに片道3時間もかかってしまった私達。(笑)
自然の中で鳥や昆虫、動物の気配を探したり写真に夢中のウナイ。
ヨガ的観点で五感をフルに意識したり、瞑想し始める私。
そんなんしてたら、そりゃ~時間かかります(笑)
昔の人たちは電機も運動靴も無い中でこの道を進んだのかと思うと、危ないし怖いし、しんどかっただろうな~。
「日本人がspiritとかフェアリーテイルを信じるの、分かる気がする。300年前のこの場所を想像してみて?きっと本当に妖精たちがいるような、そんな雰囲気だったんだと思う」
てウナイが言ってたの。
確かに!ジブリの世界に迷い込んだような緑の世界。
水の音と、少しひんやりした空気が心地良い神秘的な道。
そしてウナイと一緒だったからか、いろんな人が話しかけてくれて
「そんな薄着で寒く無いの?やっぱり外人さんは肌が違うのね」
「あら、スペインから…!日本をエンジョイしてね~」
などなど。

熊野古道とスペインのカミノデサンティアゴ。
宗教も、道のりも、雰囲気も全くく別物だけど、この二つの道には不思議な共通点がある。
とウナイ。
その一つは出会う人達。
どちらも歩いている人たちは優しくてフレンドリーな人ばかり。
カミノデサンティアゴは、スペインというお国柄もあるのか更にオープンマインドだけど、日本人も思ったより社交的だと感じたそう。さすが日本!と思ったのは周囲の人や自然にリスペクトがある所、だそうです。
もう一つは、日常から切り離される感覚。どちらも自然の中を進むのと、神秘的な空間がそうさせるのか、普段は考える暇もない事と向き合えるのが良い、と。
カミノデサンティアゴを経験した友達の話によると、都会の暮らしから離れ、バックパック一つで自然の中を進むからか、五感が敏感になる。音楽を聴くだけで涙が溢れる、など感情が爆発する事もあるんだって。

最後に、異国の暮らしを垣間見れること。
今回の熊野古道ではほんの少しだけだったけど、無人販売や小さな集落を歩いたり、他の訪問者と会話できたのが良かったと。
カミノデサンティアゴでは歩いて街から街へと移動する為、街の雰囲気や、そこで食べられているもの、その町に残る伝説など、もっと深く文化や歴史を体験できるんだそう。

ということで、今年の夏2023年9月8日~9月16日。
千年以上続く「世界で最も重要な道」を辿りませんか?

達成感と感動を味わう今の自分から脱皮する旅
私達と行くTABINETSUのサンティアゴ巡礼。
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